直火焙煎ひとりごと〜その1〜焙煎方法は無限大

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焙煎の難しさとは??

井上製作所 HR-15

オムレツを作ることに似ていると考えます。
つまり誰が作っても「それなりに」食べられるのが問題です。火加減や卵の投入時のフライパンの温度などを考慮しなくてもなんとなくふんわりとしたオムレツは作れます。

焙煎も同じです。熱量をある程度加えれば「それなり」のコーヒー豆に煎りあがります。
でも美味しい、香り高い、雑味のないスッキリとしたコーヒーを安定して焙煎するのは難しいです。

井上製作所の直火式1.5kg釜を使用していますが2020年の現時点の焙煎の基本は
①投入量は750g
②bottomは80〜100℃
③damperは触らない
④1st crackが8’20″〜8’45″くらいになるようにバーナーで炙る
⑤後半は火力を徐々に下げる
⑥同時に排気ファンを上げていく

めちゃくちゃ我流です。特に④バーナーで炙る、は直火式の特徴である「じっくり煎る」とは逆行したアプローチです。井上さんに怒られます(笑)。

しかしこのバーナーの使用時間の調整で投入何分後に何度、というプロファイルを合わせています。これが今一番味の再現性が高いのです。カセットボンベを使うのでガス圧もかなり変化しますがなんとか微調整して焙煎しています。

焙煎方法はいろいろあります。可変のパラメーターが多いので何でも出来すぎるのが良いのやら悪いのやら・・・
すでに焙煎をされている方には何の参考にもならないブログですが備忘録として具体的なプロファイルをアップしていきたいと思います。